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道路の運行状況管理システム

高速道路の管理では監視カメラが広く導入されてはいたものの、トラブルの発生に対して迅速な対応をするためにはより高レベルのシステムが必要とされていました。
そこで新たに注目されたのが「iotシステムによる常時監視」です。固定ipを使った手頃な料金のocnなどでiot構築が可能です。

各所に設置された監視カメラからはリアルタイムで画像データが送られてくるので、PCに搭載されたAIはクラウドへそれらの情報を保存しつつ解析を行い、何らかのトラブルが発生した場合にはそれを感知して、現場へ急行するよう担当者へ自動的に指示を出します。
また、渋滞の状況などに関してもシステムが判断して逐次データを各担当者が持つデバイスへ通知してくれますから、最新の情報をいつでも手元で確認することができるというわけです。

PCへ送られてきた観測データは、高速道路内で発生したトラブルの情報は電光掲示板やサービスエリアにある情報ツールにもすべて自動的にアップされていきます。
また、高速道路利用者向けの専用サイトにも即時情報が公開されていきます。ですから、通知画面を見ながら担当者が手動で更新するという必要がなく、作業工数を大幅に減らすことが可能となるわけです。
これからは、解像度の高いカメラを設置することで、路面状況の確認などもリアルタイムで実施できるようになると期待されています。

ただし、広範囲に及ぶ高速道路に有線でインターネットを敷設するというのはコスト面で大きな負担となります。
そこで採用されているのが「事業者向け格安SIMを利用したインターネット網の構築」です。格安SIMといっても、利用している通信網は大手キャリアとまったく同じものです。
ですから、通信速度が大幅に劣る、あるいはデータ通信に障害が発生してリアルタイム監視ができないという心配はほぼありません。24時間快適なデータ通信が確保できます。
その一方で、利用料金は非常に安く、導入方法も簡便であることから高い評価を獲得しており、これからは全国的な標準モデルとなるのではと予想されています。