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地震発生による被害の予防

地震大国と呼ばれる日本において、地震の発生そのものは避けることができません。
とはいえ、地震の影響を即座に判断することで、家屋あるいは人的被害を最小限に抑えようという取り組みが行われています。その要となっているのが「iotを搭載したシステムによるリアルタイム監視」です。

小型の地震監視デバイスにモデムを取り付けて、ocnの固定ip1とフレッツを用意し、常時インターネットに接続させて観測データをサーバへアップするようにします。
すると、iotシステムのAIはそれらの集計されたビッグデータを解析して、異常な数値が発生した場合には自動的に周辺地域でアラームを鳴らしたり、担当者へ通知したりといったアクションを起こすのです。
加えて、地震の頻度や傾向などをAIが分析することにより、デバイスが設置されている家屋の損傷や目に見えない部分の被害状況などを算定してくれるという機能もあります。これらiotシステムによる分析は大変スピーディーかつ正確であることから、台風や竜巻など地震以外の自然災害に関しても運用が検討されています。

これまでも大型施設などには地震や気象観測用のデータ機器が設置されていたものの、より詳細な分析を行うためにはサンプルデータを取得する地点を増やす必要がありました。
とはいえ、安定したデータ通信網を確立するためには有線ケーブルを敷設する必要があり、そのための費用は膨大であったため、実現は難しいと考えられていました。
そこへ提案されたのが「事業者向け格安SIMを使ったネットワーク構成」です。

格安SIMはモバイル端末と容易に連携させることができるため、有線敷設に伴うコストが不要になるだけでなく、サンプル地点を増やしやすいという特徴があります。
加えて、高速のデータ通信を低額で手に入れることが可能というのも魅力です。
このSIMをiotシステムと連携させることにより、低コストながらスピーディーかつ正確なビッグデータ作成が可能になると期待されています。