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小売業の店舗でも活躍

スーパーマーケットやコンビニをはじめとする小売業のお店では、コストをいかにカットして利益を確保するかが常に課題となります。そのテーマに対する最適解として近年、多くのオーナーたちから熱い注目を浴びているのがiotによる管理システムです。
では、iotデバイスがどのように活用されているのかを確認してみましょう。

スーパーやコンビニにおいて大きな比重を占めているコストは「冷暖房費」です。とはいえ、空調を切ってしまえばお客さんが来なくなってしまうだけでなく、生鮮食品が傷んでしまうリスクも高くなります。そこで考え出されたのが、店内にあるエアコンや冷蔵庫にモバイルセンサーを配備したiotシステムです。

温度および湿度センサーは店内各所に配備され、その観測データはインターネットを介してリアルタイムで管理PCへと送られます。そこで管理PCに導入されたAIは、停止させても店内温度に支障が出ないエアコンはあるかどうか、また温度が上がりすぎているエリアはないかなどをチェックし、適宜各空調設備へ指示を送ります。これにより、必要な空調だけを稼働させてコストを抑えることが可能となっているわけです。
また、毎日の空調稼働データをもとに、iotのAIは最適な空調の稼働パターンを算出してくれるというメリットもあります。

デジタル管理されたiotシステムは冷暖房費だけでなく人件費の削減にも貢献してくれます。とはいえ、センサーなど設置するデバイスが多くなればなるほど、データの通信量が増大するため、それに伴ってコストも増えるという課題が出てきています。
このジレンマを解決するために多くの店舗オーナーが活用しているのが事業者向けの格安SIMです。
この格安SIMにより、データ通信によるコストを大きく抑えることが可能となっています。店舗ごとのデータ収集はNTTの固定ipを利用することでiotを構築できます。
こうしたiotシステム導入による成功事例がとても多いため、今後は小売業の店舗だけでなく工場や学校、病院などの施設でも導入が数多く検討されることでしょう。